商業高校では教養科目の他に商業科目を全体の1/3程度勉強します。 その結果、
普通高校・総合学科高等学校等においても商業科目を選択科目として設置し、商業科目の学習ができるというケースもあります。
商業に関する科目は20科目あります。この20科目はその特徴によって、次のように分類することができます。
「ビジネス基礎」という科目で1年次に全員が学習します。3年間で学習する商業科目の全体を紹介しながら、その基礎的な内容を学習します。
消費者の購買行動の特徴や販売促進,広告,店舗の立地と設計,販売活動などを学習したり,
商品を企画・開発・提案する一連の商品開発の流れについて体験的に学習したりするなど、社会の一員として活躍するために次の科目を学習します。
「マーケティング」・「商品開発」・「広告と販売促進」
経済社会の動向や地域産業の活性化などについて学習することを通して,経済社会の発展に取り組み、社会の一員として活躍するために次の科目を学習します。
「ビジネス経済」・「ビジネス経済応用」・「経済活動と法」
帳簿記入や会計処理についての知識と技術を身に付けるために次の科目を学習します。
「簿記」・「財務会計Ⅰ」・「財務会計Ⅱ」・「原価計算」・「管理会計」
コンピュータなどの機器を使いながら情報処理の知識や技術を身に付けるために次の科目を学習します。
「情報処理」・「ビジネス情報」・「電子商取引」・「プログラミング」・「ビジネス情報管理」
商業に関する各科目で学んだ知識や技術を活かして次の科目を学習します。
「総合実践」・・・・商業の各分野で学んでいる基礎的・基本的な知識と技術を,ビジネスゲームなどを通して実践的,体験的に学習します。
「課題研究」・・・・自主的に課題を設けて、創造的活動を通じて専門性を深めます。
「ビジネス実務」・・オフィス実務など、より実践的なビジネスマナーやコミュニケーションを学習します。
また、このほかにもその地域・学校の特性を活かした学校設定科目を設置し、特徴的な学習をしている高校も数多くあります。